BAR1to3で持ち寄り会を開きました
安城市のバー1to3さんで持ち寄り会を開催しました。
マスターに持ち寄り会をやろうと提案したところ快くOKして頂き開催に至ります。
持ち寄り会は自分では発見できないタイプの一本と出会えるので非常に勉強になります。
ラインナップ
- イチローズモルト秩父オロロソ
- あかし魚住
- G&Mストラスアイラ2005
- マッキンリーレアオールド
- G&Mハイランドパーク2007
- ビックベイビーアードモア2011
- クラガンモア12年 90年代流通
- ビックピート東京エディション
- ロックオイスター18年 カスクストレングス
- キルホーマンロッホゴルム
- アイリーク 深海瓶熟
- エドラダワー13年 ポートカスク
- タリバーディンマレイ12年
- ポートシャーロット15年 アーカイブス
- レダイグ7年 シェリー
感想
酔っ払ってる状態なので雑な部分は見逃してください。
- 秩父の綺麗な原酒に綺麗にオロロソの特徴を乗せた形。秩父原酒の綺麗さが分かる。
- 秩父に比べて癖はあるが近年リリースされたあかしのコニャックカスクと比較すると纏まっている。
- 開けたては麦が強いが徐々にナッツの様な香ばしさとキャラメルのような甘さが出てくる。
- ピート効いたハイランドモルトのバッティング。厚みのあるハイランドスタイル。
- バナナと麦がメイン、ピートは感じれない。
- パワフルヤングでピーテッドなウイスキーだが若いなりにバランスの良いパワフルさ。
- バランスの良い少し前のオフィシャル。家にあるとうれしいタイプ。
- 若いが加水とバッティングで楽しい一本。
- 甘さと仄かな潮気が良い。
- シェリーとピートを加水でバランスよくまとめてある。
- 今回の中で一番ぶっ飛んだ背景の一本。蝋封して深海に沈めたらしい。深海の圧や温度で変わるらしくスタンダードと比較して潮気が強く、余韻が長くなっている。
- しっかり甘さは乗っているがくどくない。
- 牧草感があるが徐々に変化していく。
- 薬品とピートで飲み手を選ぶがはまるとやばい。
- 若いながらバランスよくシェリーとピートが主張して楽しめる。
余談
15時からスタートして21時までぶっ通しで飲んでたので後半は訳の分からないことになってしまいました。
翌日も酒が抜け切れていない感じがやばかったです。
今回一番の目玉は買おうと思っても買えない深海熟成のアイリークです。
本来は瓶熟はしないと言われてますが、深海の水圧なのか、温度なのかまさに神秘的なボトルでした。
ボトルがぼろぼろになってる所にも趣を感じます。
また個人的に良かったボトルはストラスアイラです。
徐々にナッツやキャラメルが出てくるのがたまりません!
自分はムーンインポートのアイラ1990とあかしコニャックカスク5年を持っていきました。
アイラ1990は割りと好評だったんじゃないかなぁと思います。
マスター曰く、ブラインドで出されたらスプリングバンクと間違えそうとのこと。
あかしコニャックカスクは美味しいけど家に一本要らないよねという評価でした。
皆様の仰るとおり夏場は全く飲みませんでした。
両方とも後日レビューを書きたいと思います。
マスターが月1で開催しようかなと言うのでまた開催された時に雑感程度ですが書き綴ろうと思います。
最後に誕生日プレゼントにとサービスしてくれたバンク8年
イチゴ感が最高でした!
サントリーローヤル15年 テイスティングレビュー
サントリーのブレンデッドウイスキー、ローヤル15年を飲みました。
テイスティング
香り
黒蜜、穀物、アップルティー、プルーンとオーク
味
黒蜜と煮詰めた紅茶のほろ苦さ、ドライな穀物、キャラメル
余韻
黒蜜のほのかな甘さとウッディ
余談
初のジャパニーズの記事になります。サントリーのブランドローヤルの15年ですが現在は終売になっています。肝心の中身はシェリーが効いた完成度の高いブレンデッドウイスキーです。ストレートでもロックでも水割りでも飲み方を選ばないバランスは流石サントリーのブレンデッド技術!しかしサントリーのブランド戦略は山崎、白州、響推しで現行モデルもあまり目立たないですね。
オークションやフリマアプリでは約4000円~5000円位で購入できます。現行の響とほぼ同じ値段なので個人的にはローヤル15年をお勧めします。
ローヤル15年のボトルスペック
国 | 日本 |
蒸留所 | 山崎蒸留所他 |
ボトル区分 | オフィシャル |
蒸留年 | ー |
ボトリング年 | ー |
熟成年数 | 15年 |
度数 | 43% |
使用グラス | 山崎蒸留所お土産 |
グレンモーレンジ18年 テイスティングレビュー
グレンモーレンジ18年を飲みました。
テイスティング
香り
華やかな花の蜜とオレンジ、微かなベリーやシェリーでバーボンとシェリー両方の良さを感じる
味
ベリーにオレンジと華やかなフルーティな甘さと麦のうまみ、ウッディからドライになりほろ苦い
余韻
ビターチョコの様なほろ苦さとオレンジピール
余談
ラグジュアリーを売りにしているグレンモーレンジの18年になります。写真からも分かるようにラグジュアリーです。
写真は部屋で撮影しているので生活感丸出しでボトルの高級感が浮いています。
ボトルスペックはどうやらシェリーフィニッシュらしいのですが、華やかなバーボン熟成の中にしっかりシェリー熟成の良さを感じる1本で非常に完成度の高いボトルです。
値段も安いネットショップなら8千円位とそこそこコスパも良好ではないでしょうか。
スタンダードのオリジナルも熟成感は落ちますが華やかなニュアンスでバランスが良くておいしいです。家に一本あるとストレート、ロック、水割り、ハイボールと幅広く活躍できます。
グレンモーレンジ18年のボトルスペック
国 | スコットランド |
蒸留所 | グレンモーレンジ蒸留所 |
ボトル区分 | オフィシャル |
蒸留年 | ー |
ボトリング年 | ー |
熟成年数 | 18年 |
度数 | 43% |
使用グラス | 山崎蒸留所お土産 |
グレングラッサ30年 オフィシャル テイスティングレビュー
グレングラッサ30年を飲みました。
テイスティング
香り
香木からのベリーにハチミツ、熟したオレンジで長期熟成らしい多彩な熟れたフルーツ
味
ベリーにウッディに、ブドウの皮の様な渋みからスパイス
余韻
香木の様なウッディと柔らかいスパイス
余談
グレングラッサ蒸留所は1986年に閉鎖しましたが2008年に再稼動しました。
そしてビリー・ウォーカー氏がマスターブレンダーに就任して初めて手がけたボトルになります。構成はリフィルシェリーバット4樽とホグスヘッド1樽のバッティングになり、そこから穏やかさと長期熟成の良さとウッディさが出たバランスの良いボトルになります。
ボトルが非常に豪華ですが値段は正規輸入品でも3万5千円前後と、近年のオフィシャル長熟の相場を思えば良いリリースです。
ボトルスペック
国 | スコットランド |
蒸留所 | グレングラッサ蒸留所 |
ボトル区分 | オフィシャル |
蒸留年 | ー |
ボトリング年 | ー |
熟成年数 | 30年 |
度数 | 44.8% |
使用グラス | ウイスキー文化研究所イベントグラス |
カリラ10年 Bar Show2017 記念ボトル
カリラ10年のBarShow2017年記念ボトルを飲みました。
香りはクレープフルーツにバナナ、海草、焦げた木材、微かにパイナップル
味は甘いグレープフルーツキャンディやオレンジの皮、スモーク、微かな潮気、焦がした麦
余韻は炒った様な麦の香ばしさと甘さが続く
近年リリースの多いヤングカリラになります。
開けたては結構パワフルさが前面に出てましたが、約4ヶ月経つとピートが落ち着いてフルーツ感が出てくれました。
ヤングカリラ自体に良いイメージが無く、このボトルも記念品くらいにしか考えてませんでした。しかし1本をじっくり味わう事でヤングにはヤングの良さがある事を発見できまた。
アイラモルトは何か中毒性がありますよね。最初に飲んだときは二度と飲まないとか考えていましたけど。ボウモアの60年代とか飲んでみたいものです。
ノッカンドゥ21年 1989年蒸留
ノッカンドゥ21年 1989年蒸留を飲みました。
香りはオレンジ、香ばしいクッキー、酸味のあるフルーツにキャラメル
味はキャラメルにオレンジピールの砂糖漬け、うっすらベリージャム、ウッディな渋み
余韻はオレンジピールのほろ苦さとウッディ
ノッカンドゥの1989年に蒸留された21年熟成ボトルになります。
バーボンメインにシェリーをヴァッティングの構成で両方の良さと熟成間を感じられる1本です。
加水で43°なので家でも気軽にスルスル飲める口当たりになっています。
ノッカンドゥは地味ながら良いボトルが多く、さらにお値段も年数の割りにお手ごろなのもポイントです。
最近94年蒸留の21年をネットショップで見かけましたが約8千円と非常にコストパフォーマンスに優れています。
近年の高騰の中でオフィシャルで20年オーバーなのにこの値段は中々無いと思います。
ブッシュミルズ16年 旧ボトル
ブッシュミルズ16年旧ボトルを飲みました。
香りはケミカルな桃に熟したマンゴー、キャラメル、オレンジとベリー
味はチョコをかけたレーズンなどドライフルーツ、ウッディ、やや渋めの紅茶
余韻は紅茶とチョコレートのほろ苦さと微かにライチ
近年のトロピカルなアイリッシュを感じられるボトルになります。
詳しい流通時期を調べられないのですが90年代後期から2000年代初期ではないかと非常に大雑把な予想をしています。
ドンピシャなら近年高評価を得ている80年代後期から90年代初期の蒸留と同じ時期になるので不味いわけがありません。
このボトルはバーボン、シェリー、ポートの3樽を使用しているので、香りはそれぞれの樽の特徴と原酒のトロピカルで非常に複雑なのですが加水40度なのでボディの弱さと余韻の短さが気になります。
しかし家飲みで気軽に飲むときにはコレくらいライトなボディだと1杯目にありがたいです。
このボトルは大物ブロガーのヒトデ君にお金を借りて買うというなんとも情けない買い方をしたボトルになります。ヒトデ君ありがとう!!(お金はすぐにお返ししました)