よく食べてよく呑んでよく寝る

食べたり飲んだりしたものを備忘録として書いていきます。

Liquor&Food.

美味しかったものの備忘録

ブッシュミルズ16年 旧ボトル

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ブッシュミルズ16年旧ボトルを飲みました。

香りはケミカルな桃に熟したマンゴー、キャラメル、オレンジとベリー

味はチョコをかけたレーズンなどドライフルーツ、ウッディ、やや渋めの紅茶

余韻は紅茶とチョコレートのほろ苦さと微かにライチ

 

近年のトロピカルなアイリッシュを感じられるボトルになります。

詳しい流通時期を調べられないのですが90年代後期から2000年代初期ではないかと非常に大雑把な予想をしています。

ドンピシャなら近年高評価を得ている80年代後期から90年代初期の蒸留と同じ時期になるので不味いわけがありません。

 

このボトルはバーボン、シェリー、ポートの3樽を使用しているので、香りはそれぞれの樽の特徴と原酒のトロピカルで非常に複雑なのですが加水40度なのでボディの弱さと余韻の短さが気になります。

しかし家飲みで気軽に飲むときにはコレくらいライトなボディだと1杯目にありがたいです。

 

このボトルは大物ブロガーのヒトデ君にお金を借りて買うというなんとも情けない買い方をしたボトルになります。ヒトデ君ありがとう!!(お金はすぐにお返ししました)

 

 

クライヌリッシュ18年 1997 エイコーン オマージュトゥカレドニア

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エイコーンさんからリリースされたクライヌリッシュ18年を飲みました。

 

香りオレンジにはちみつ、クラッカーや焼きたてのパンのような香ばしさ、キャラメルクリーム

味は香り同様にオレンジにハチミツにモルト、少しスパイスにオイリー

余韻は香ばしさとほろ苦さが優しく続きます

 

安心と信頼のクライヌリッシュ!

クライヌリッシュには差はあれど外れが無いイメージを持っています。

その辺は経験の薄い浅はかな考えですが・・・

 

エイコーンさんのニューシリーズのボトルとなります。

出来が良いようで結構早くどこも売り切れになりました。

 

飲んでみると皆さんが近年のバーボン熟成クライヌリッシュに求めてる要素ってこういうことなのかなぁと思えます。

クライヌリッシュに言われている特徴が拾いやすく初心者の私でも楽しく美味しくテイスティングさせて頂きました。

 

次はシェリー熟成も飲んでみたいですね。

カティーサーク18年 90年代中期流通?

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香りは黒蜜黒糖にベリー、メープルシロップにクッキー、少し古びた家具や埃っぽさ、オールドシェリーらしい香り
味はベリーにビターチョコ、黒糖、モルトに ウッディな渋みにスパイス
余韻はほろ苦いビターと若いブルーベリーを食べたあとの様

およそ90年中期に流通されたと予想さらるオールドシェリーを感じるカティーサーク18年です。
使われている原酒は逆算すればおよそ70年代、さらにモルトのみのブレンデッドになります。

まだ開栓して間もないので開けばより凄くなると思います。


最近全く更新せずに申し訳ありませんでした。
不定期ですがこれからもよろしくお願い致します。

ケイデンヘッド175周年イベント

名古屋の名店「bar Barns」さんで開催されたケイデンヘッド175周年イベントに参加させて頂きました。

 

バーで開催されるイベントに参加するのは初めてですがバーテンダーさん方の気遣いやゼネラルマネージャー市川さんはじめウイスクイーの方々、ケイデンヘッドのキャメロンさんのこぼれ話等で非常に有意義な時間を過ごすことができました。

 

今回のラインナップは175周年の記念ボトルにそれと同時期に発売された金ケイデンと呼ばれるシングルカスクの金ラベルボトル、黒ケイデンと呼ばれるスモールバッチの黒ラベルボトルの計18ボトルです。最後に自分の好みを4つ選んで投票も行いました。

 

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細かく語れるほど飲めていませんが一通りテイスティングメモから抜粋していきたいと思います。

 

175周年ボトル

・バンフ40年

重めなフルーツにベリーとウッディ

・コンバルモア40年

熟れたフルーツやわらかい飲み口

キャパドニック39年

チョコ、シェリー、ベリーにウッディ、後からレーズンやプラム

・リトルミル26年

青いパパイヤ、オレンジピール、ミント

ローズバンク25年

柔らかい飲み口に後から一気にパッションフルーツ、桃、トロピカルフルーツ

ヘブンヒル20年

キャラメル、クリーム、バナナ、スパイス

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(左からバンフ、コンバルモア、キャパドニック、リトルミル、ローズバンク、ヘブンヒルです)

流石175周年記念と言えるラインナップです。海外で人気はコンバルモアらしいですが会場での人気はキャパドニック、私はローズバンクの後から押し寄せるトロピカルフルーツが好みでした。長熟のバーボンという予想外なラインナップも驚きましたが。

 

金ラベル

・グレンキース43年

ライトなフルーツ、レモン、桃、うっすらトロピカル

・カリラ33年

スモーク、グレープフルーツ、オレンジピーる、焦げた木材

モートラック30年

ヘビーなハチミツ、クリーム、スパイス、オーク

 

会場で人気があったのはカリラです。なんと175周年記念ボトルを差し置いて一番票数が集まっていました。旨い王道なタイプのカリラにフルーツ感を合わせた感じで私も非常に気に入りました。

 

黒ラベル

この辺りから更に雑になっていきお書きできるような内容ではないためラインナップの紹介だけにしたいと思います。

しかし8月発売予定のプルトニー11年だけは「おもしろい!塩ハニーボム」とエキサイト翻訳でもつかったかのような言い回しが書いてありました。

・ブレアアソール28年

・フェッターケアン28年

・グレントファース26年

・ストラスミル24年

・グレングラント23年

・スペイサイド25年

・リンクウッド24年

プルトニー11年

・WCアイラ9年(ほぼブーリンだそうです)

 

全体的にバランスの良いラインナップの中で塩気とハチミツ感が強く出たプルトニー11年が好みでした。またWCアイラ9年も長熟やバランスの良い中で若く力強いので良かったです。もし買うなら個性がはっきりしているプルトニーとアイラですね。

 

ケイデンヘッドは近年の相場を考えると非常にコスパの良いリリースをしてくれるので、ここ数年で飲み始めた私にとってはありがたいです。特に黒ラベルはバランスが良く年数に比べて値段もお手ごろなので家飲みにも適しています。

次回は25年後の200周年を期待しています。25年後となる2000年前後に蒸留したものが40年オーバーになるのも時代を感じますね。

 

Barnsさん、ウイスクイーさん今回は非常に貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。

ケイデンヘッドさん175周年おめでとうございます。

山崎蒸留所試飲祭り

少し前に山崎蒸留所に行き、ハイエンドクラスを試飲してきましたので簡単な感想を
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山崎25年
香りシェリー チョコレート レーズン 香木 ラズベリー 
あじビターチョコレート レーズン 酸味が効いたベリー タンニン ぎゅと締めるウッデイ
余韻ぎゅと締めてきたウッデイが柔らかくうっすらベリーの甘さと続く

白州25年
香り強い花の香りミルクチョコレート バニラ ライトピート 甘い麦 南国フルーツ
味厚みある麦の甘さ 桃 酸味 干柿 
余韻柔らかいピートがほんのり

響30年
香りバナナミルク クリーム レーズン他ベリー お香 剥きたての桃や枇杷 オレンジ
味ねっとりとした甘い熟した果物 ウッデイな渋み 麦の甘さ 
余韻 レモンピールの渋みと酸味やトロピカルフルーツ

どれも素晴らしく美味しいのですが特に響30年は凄いですね。
ありきたりな言葉で申し訳ないのですが非常に複雑です。

山崎蒸留所と白州蒸留所ではサントリーのラインナップが非常に安く試飲ができます。

また、蒸留所限定の試飲もあり、サントリー保有する原種量の凄さを改めて感じます。

限定では個人的に白州のピーテッドが美味しかったです。

またミズナラも普段は飲めないのでお勧めします。

工場見学も良いですが京都旅行ついでに試飲しに立ち寄るのも良いのではないでしょうか。
(要予約ですが・・・)
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白州にも行きたいのですが交通手段が・・・

エイコーン グレンギリー24年

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エイコーンのグレンギリーを飲みました。

 

香りはツンとしたアルコールからベリーに熟れたリンゴ、少しウッディ

味はハチミツの様な甘さから渋めに入れた紅茶からスパイシーさが出てきます

余韻はウッディとスパイシー、最後の方に若いクランベリーを齧ったような渋み

 

日本で数少ない、オリジナルボトルを販売されているエイコーンのグレンギリー24年です。

グレンギリーは自分の中でウイスキーらしいウイスキーなイメージを持っています。

特に理由は無いのですがグレンギリーを飲むとウイスキーを飲んでるとしみじみと思うのです。

エイコーンさんのオリジナルボトルは個性的なラベルが特徴です。

例えば甲冑に蜂蜜とミツバチが描いてあるものだったり、てんとう虫や花など目を引くものがあります。

甲冑と蜂蜜のミルトンダフを飲みましたがまさに蜂蜜の様な甘さが癖になります。

甲冑は何なんだ・・・ 

また池袋に実店舗があり試飲しながら購入する事もできます。

このギリーの様にミニボトルも販売しているのでお土産にもオススメです!

 

気軽にお土産にできるほど安くは無いですが(^_^;)

 

 

 

ギイ・ピナール 1988 XO for BAR DORAS & SHINANOYA

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信濃屋さんのプライベートボトル、ギィ・ピナール1988XOを飲みました。

 

香りは甘いブドウやマスカットに桃、黒蜜、煮詰めた紅茶

味は穏やかな甘く煮詰めたブドウやラムレーズン、渋めに入れた紅茶

余韻は紅茶の渋みからパッションフルーツ

 

コニャックにはブドウの生産地区によって6つのランクがあり、ギィ・ピナールは上から4番目のファンボア地区になります。

ではコレがポールジローやフランソワヴォワイエに劣るのかと言われるとそうでは無く、黒蜜の様なまったりした甘さやフルーツ感、渋み等とてもバランスの良い一本だと思います。

 

特に中間に出てくるしっかりした甘さが非常に心地良いのです。

非常に褒めちぎって書きましたが信濃屋さんの回し者ではないです。

むしろプライベートボトルを毎回試飲させてもらえるなら回し者になりたいくらいです。

 

信濃屋さんのプライベートボトルにはこれからも期待させていただきます。

そして願わくば関東だけでなく中部地方にも進出をお願いいたします。